1、ねらい
小学校の校庭を利用したキャンプの予行演習を地域の青年団が一手に引き受けて、長年開催されてきました。
42年間の長きに渡り、繰り返し実践されてきた地域の子供たちと青年団のふれあい。子どもたちとのふれあいを通して、仲間との支えあい、励ましあいが仲間との新たな絆を深めてます。
地域、家庭、学校を青年団がきりむすぶ優れた実践を学び、青年団活動のヒントとするものです。
2、開催日 平成19年9月22日(土) 午後7時より
3、参加者 14名
4、報告者 安城市南部青年団 団長 岡田知広さん
5、内容
安城市は愛知県のほぼ中央に位置していて、人口165000人、古くから農業が栄、日本のデンマークと呼ばれてきました。近年は、トヨタ系関連企業の進出によって、全国有数の工業都市として発展を遂げています。
南部青年団は昭和40年ころ、南部小学校区内にあった3つの青年団と南部青年学級がひとつになり南部青年団として継続することになりました。
南部青年団は現在、男性18名、女性10名で活動していて、今年は5名の新入団員が加入しました。主な行事は
4月 新入団員勧誘 5月 市ソフトボール大会
6月 廃品回収 7月 校庭キャンプ
8月 盆踊り大会 9月 廃品回収
10月 バレーボール大会 11月 慰労会(地域のおじいちゃ、んおばあちゃん対象)
1月 成人式お手伝い 2月 廃品回収
3月 国内研修 毎月の定例会を小学校で開催。
で、毎日忙しく活動しています。
校庭キャンプの対象者は小学4年生で、ほとんどの子どもたちが
参加し、100名くらいの参加があります。1人1600円の参加費と参加申込書を提出してもらいますが、持病のある子や、アトピーなどの子に対する配慮もされます。
開催1週間前には事前説明会が開催され、このとき初めて青年団員と対面します。
この事前説明会で、テントの建て方たたみ方やキャンプファイヤーでの歌の練習などをします。
キャンプ当日は、昼から開会式、テント建て、晩御飯の準備、キャンプファイヤーと続きます。
キャンプファイヤーが終了すると肝試しです。小学校の廊下を回ってくるのですが、青年団員が子どもたちを驚かしたりする役に回ります。この「肝試し」が人気が高く、好評を得ています。
子どもたちを心配して、担任の先生も参加することがあります。
子どもたちが寝静まったあとも、青年団員は1時間毎交代しながら見張り番をします。
2日目は、後片付け後に体育館にて盆踊りの練習をします。この盆踊りの練習の成果が、8月の本番に何人かは参加するようになるといいます。
子どもたちが怪我のないようにすることはもちろん、お化けの役や、見回り、掃除のチェックなど団員 の数が足らなくて大変のようです。 でも、子どもたちの感想文を見ると、「テントの建て方が役
立った」など子どもたちに喜ばれたり、以前校庭キャンプに 参加した子どもが大人になり、運営する側にいたいと青年団に入団してくるなどの喜びも報告されました。
忙しさのあまり、今日は出て行きたくないなと思っても、子どもたちの笑顔だったり、仲間の支えがあり、続けられてきました。仲間が声掛け合ったり、助け合い、がんばっている 姿や、子どもたちと一緒に楽しめて、なおかつ自分たちも
成長できる場所として大切にしたいと、参加した団員の報 告がありました。
あとがき
毎年の恒例行事とした、大変な努力を重ねている南部青年団の取り組みは、県下の青年団活動におおきな目標と、励みをもたらすものであります。
南部青年団の団員たちがさりげなく実行する取り組みは、実は「すっげー取り組み」なのです。
青年団が学校の校庭で、しかも子どもたち相手にキャンプをすることは、今でこそ南海地震や東南海地震に備えたサバイバル的に開催されるようになりましたが、40年以上前から、続けられていることは特筆すべき活動です。
校庭キャンプを通して。子どもたちが変わり、関わる青年たち自身が成長する、それを地域や学校が暖かく見守り励ます、まさに地域の教育現場がそこにあり、地域の教育力が結集された優れた活動であることは間違いありません。(文責 星野雅春)